気温変化とぜんそくについて
最近、朝晩は特に冷え込み、日中の気温との差が大きい日が増えてきました。このように気温の変化が激しい時期は、ぜんそくの発作が起こりやすいことが、これまでの多くの調査からわかっています。
気温変化がぜんそくに及ぼす影響
ぜんそくは、空気の通り道である「気道(きどう)」に慢性的な炎症があり、とても敏感になっている状態です。
寒暖差による発作の機序
急激な気温の変化は、この敏感な気道を刺激し、ぜんそくの症状(せき、ヒューヒュー・ゼイゼイという呼吸音など)を悪化させたり、発作を引き起こしたりします。特に、以下のような状況では注意が必要です。
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日々の大きな気温差:朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きいと、気道が刺激されやすくなります。
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急な環境変化:
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冷たい空気から急に暖かい部屋に入る時
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暖かい部屋から急に冷たい外の空気を吸い込んだ時
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この時、冷たい空気に触れたり、急な温度差を感じたりすることで、気管支が収縮し、空気の通り道が狭くなって発作が起こりやすくなります。
ぜんそく発作を防ぐための対策
急な寒暖差で気道を刺激しないよう、日頃から対策をとりましょう。
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マスクを着用する:冷たい空気を直接吸い込むのを防ぎ、吸い込む空気の温度や湿度を保つことができます。これにより、気道への刺激を和らげます。
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首元・襟元を温める:マフラーやハイネックなどで首元をしっかり温め、体全体の冷えを防ぎましょう。
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足元から温める:冷たい空気は下の方にたまりやすいです。靴下を履いたり、温かいスリッパを履いたりして、足元から体を温めるよう意識しましょう。
日頃のぜんそくコントロールが最も重要
症状の悪化や発作を防ぐために最も大切なのは、日頃からぜんそくの状態を良い状態に整えておくことです。
ぜんそくの根本的な原因である「気道炎症」(気道の慢性的な炎症)をしっかり抑え、気道の過敏な状態を改善しておくことで、気温変化などの刺激を受けても発作が起こりにくい、強い気道を作ることができます。
