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当院の特徴

患者様の声に耳を傾け、詳しく診察を行った後にわかりやすいご説明をし、患者様に納得して頂く医療を心がけます。

診療内容

アレルギー科

花粉症を代表とするアレルギー性鼻炎は、くしゃみや鼻水、目がかゆくなる、涙が出るなど、主に目や鼻に症状が出ます。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、花粉症、蕁麻疹などの症状に対して診察と治療を行います。アナフィラキシーショック、食物アレルギー、息切れ症候群も診察します。

      

治療は抗ヒスタミン薬を使用し、くしゃみなどのアレルギー反応を抑えます。症状が強く出ている患者様に対しては、鼻用のステロイド噴霧や点眼薬を使用して症状の軽減を図ります。アレルギー体質を改善させる免疫療法や、抗体療法も取り入れています。

外出時に花粉が体内に侵入しないようにすることで症状を抑えることができますので、花粉によるアレルギーがある患者さんには花粉に接する時間がより短くなるように対策していただければと思います。また、花粉症用のマスクや眼鏡はより効果的となります。

呼吸器内科

咳、たん、息苦しい、などの症状に対して診察と治療を行います。

特に特に気管支ぜんそく・せきぜんそくを得意としています。急性気管支炎、肺炎、慢性気管支炎、肺気腫、間質性肺炎、たん量の異常に多いブロンコレア等も診察します。

風邪をひいたときにせきが長引くといった症状がある場合、ぜんそくの可能性を視野に入れて診察をおこないます。何回か症状を繰り返すうちにせきの症状が出やすくなってしまい、ぜんそくとほぼ変わらなくなってしまいます。ぜんそくになってしまう前に、吸入薬を使用し症状の改善を目指します。

ぜんそくは実は大人になってからの発症が多く、成人ぜんそくの70%が大人になってからの発症で、そのピークは50歳前後です。高齢になるほど発症すると重症度が高くなる傾向があり、また、過労や体調を崩したときなどに症状がさらに重く出てしまいます。

ぜんそくの患者さんはタバコの煙や香水、洗剤のにおいといった化学物質のにおいに対してより敏感で嫌いになる傾向があります。ぜんそくの発作を起こしてしまわないためにも、適度の休養を取り、周囲の人間に理解と協力を求められるようにしましょう。

一般内科

かぜ、健康診断で指摘された異常所見、その他の一般内科の診察も行います。

よくある質問

ひどくせき込みますが、長引くかぜだと思っていたら、ぜんそくと診断されました。これまでぜんそくと言われたことがなかったので、信じられません。

ぜんそくは子どもの病気、あるいは子どもの頃に発病する病気と考えている人が多いようですが、最近では大人になってから発症するぜんそくが増えており、成人のぜんそく患者の7割は大人になってから発症しています。 発症のピークは50歳前後。なかには80歳になってから発症する人もいます。

これまでにぜんそくと診断されていなくても、かぜのたびに咳が長引く方や、息切れを感じる方はご相談ください。

ぜんそくの原因は何なのでしょうか。

発症にはアレルギーや気道過敏症などの体質の変化が深くかかわっており、そこにかぜや過労、ストレス、喫煙、大気汚染、ダニ・カビなどに由来するアレルギーの原因物質に起因する、などの種々の要因が複合して発症に至ります。

ぜんそくの発作は、空気の通り道である気管支周囲の筋肉の収縮や粘膜のむくみ、粘液の過剰な分泌によって空気が通りにくくなったり、通らなかったりすることで起こります。

ぜんそくの症状を教えてください。

症状は、咳やたん、ぜん鳴(呼吸するとゼイゼイヒューヒューいう)などが起こり、息が苦しくなり、重症の発作では死に至ることもあります。

必ずしもぜん鳴がなくても、咳ぜんそくと言って、咳だけが続く場合もあります。

ぜんそくの治療はどのように行うのでしょうか。治療にはどの程度時間がかかりますか。

気管支の炎症を鎮めるためには、ステロイド吸入薬をベースに、気管を広げる薬とアレルギーを抑える薬を併用します。
発作のあるときとないときでは服用する薬が異なります。発作予防には気道の炎症を抑える薬(吸入ステロイド)を、発作時には気道を広げる薬と重症発作では経口、点滴ステロイド薬を使います。

最近は、生物学的製剤と言って、ピンポイントでアレルギー炎症を抑えられる注射薬も使えるようになってきました。これは、ピンポイントで作用するために副作用がほとんどなく、効果が高いので期待されている薬です。

ぜんそくは慢性的な病気なので、とくに大人のぜんそくでは自分勝手に治療を中止すると再発します。治療が難しい病気ですが、医師の指示に従い、発作を起こさない治療を継続すれば、普段の生活を続けることができます。

ぜんそくを予防する方法を教えてください。

ぜんそくは、気道が炎症を起こし、狭くなる慢性疾患です。アレルギー、運動、冷たい空気、煙などのさまざまなものが引き金となります。

ぜんそくを予防するための方法は次のとおりです。

  • ぜんそくのきっかけとなるものを避けてください。ぜんそくの誘因は患者様ごとに異なりますが、誘因を避けることが重要です。一般的な誘因には、アレルギー、運動、冷たい空気、煙などがあります。
  • ぜんそくをコントロールしてください。 ぜんそくの薬を服用してぜんそくをコントロールすると、発作のリスクを軽減できます。
  • インフルエンザや肺炎球菌の予防接種を受けましょう。 インフルエンザや肺炎はぜんそくの発作を引き起こす可能性があるため、予防接種を受けることが重要です。
  • 手を洗いましょう。 手を洗うことは、かぜやインフルエンザなどのウイルスや細菌が体に入るのを防ぐのに役立ちます。
  • 禁煙する。 喫煙はぜんそくを悪化させる可能性があるため、喫煙者は禁煙する必要があります。

ぜんそくがある場合は、ぜんそくを管理する方法についてはお気軽にご相談ください。

子どものぜんそくの特徴は?

低年齢化と患者数増加の傾向が見られます。
子どもがかかる小児ぜんそくは以前に比べて低年齢化し、患者数も増加しています。増加の原因は大気汚染や食品添加物など、生活環境の変化と考えられています。早い場合は、生後2~3力月からぜんそくと診断されることもあり、2歳以下の発症が全体の50パーセントに達するほど低年齢化は進んでいます。一般に両親の遺伝的体質を強く受ける傾向にあり、両親ともぜんそくやアレルギーを持っている場合はぜんそく発症の確率は高く、片親の場合は少し低くなります。また、家族に喫煙者がいる場合、ぜんそくの発作を起こしやすいといわれています。子どもの場合は、親の管理下にあり、発作が起きても十分に安静に保つことができるために小児ぜんそくの約6~7割は、12~13歳頃に肺が成長するとともに症状も少なくなり、そのまま無症状に。しかし、残りの3~4割は思春期ぜんそく(13~18歳)や成人ぜんそくへと持ち越されていきます。思春期になり、親の手を離れて薬を自分で管理するようになると、治療がおろそかになり、重症化し、心身の成長や就学に支障をきたすことも多いので、注意が必要です。

大人のぜんそくの特徴は?

7割は大人になってから発症します。
成人ぜんそくはその7割が大人になってからかかります。多くは40~50歳頃に発症し、まれに80代になってから発症する人もいます。残りの3割のうち2割は、小児より思春期ぜんそくを経て持ち越されたケースで、1割はいったん治まっていた小児ぜんそくが、かぜでひどくせき込んだり、無理を重ねて疲労した後などに再発するケースです。大人の場合は、経済的に一家を支えたり、家事や育児に追われて忙しかったり、社会とのかかわりのなかで、自分でコントロールできない環境にあることが原因で、一度悪くなると悪化の一途をたどり、短期間で重症化するケースが多いのも特徴です。喫煙者の発症も多く、肺気腫などの併発による重症化も見られます。また、成人ぜんそくになる人は、花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー体質があり、いろいろな物質にアレルギー反応を起こします。このアレルギーの原因が分かっている場合を「外因性ぜんそく」、分からない場合を「内因性ぜんそく」といいます。このほかにも、ディーゼルの微粒子、排気ガスや職業性の粉塵などが多い劣悪な環境での仕事に従事している人がかかる「職業性ぜんそく」もあります。

急に発作が出たときの対処法は?

程度が軽くても注意して様子を見る。
小発作では、吸入B₂刺激薬を吸入します。1時間に3~4回使用して治まらなければ、速やかに病院で受診してください。中発作以上になったら、夜間の場合も躊躇せずに救急車を呼びましょう。たびたび、発作を起こしている患者さんは「何とかなるだろう」「明日、病院に行けばいい」と思っている人が多いようですが、受診の遅れが原因で死に至るケースも少なくありません。よく様子を見て、迅速に行動を起こすことをおすすめします。

ぜんそくかどうかの判断基準は?

夜半から朝方にかけての息苦しさやぜん鳴やせき。
初期の場合はせきやたん、鼻水など一見、かぜと同じような症状なので、ぜんそくとは思わずに放っておいて、ある日、強い発作に見舞われることも少なくありません。夜半から朝方にかけて出るせき、たん、息苦しさ、ゼーゼーやヒューヒューなどのぜん鳴があれば、ぜんそくの可能性が高い。また、ぜんそくの患者さんの約75パーセントが花粉症やアレルギー性鼻炎などを持っています。アレルギー性鼻炎は数年から数十年たって、ぜんそくに移行することも多いので、用心することも大切です。

ぜんそくを悪化させないための生活法は?

増悪因子を取り除き、しっかりと自己管理を行い、たとえ発作が起きていなくても、日頃からピークフローを用いて自分の気道の状態を知るようにしたり、薬を続けて良好な状態を保つようなコントロールが必要です。生活環境や生活習慣も次のような点に気をつけましょう。
●床はほこりを取り除きやすいフローリングが好ましく、こまめに掃除機をかけ、3~4日に1回は、一畳あたり30秒ほどかけて丁寧に拭き掃除をする。
●ダニなどが発生しやすいカーペットや布製のソファ、ぬいぐるみなどは避ける。
●寝具は、ダニが通過できない高密度繊維のカバーやシーツで覆うのが良いです。それができない場合には1週間に1回、カバーをはずして寝具の両面に丁寧に掃除機をかける。
●枕は洗える素材のものを選び、カバー、シーツ、タオルケット、毛布など、こまめに洗濯。
●室内ではペットを飼わない。それができない場合は、患者本人ではない人がペットのシャンプーと十分な掃除や換気を行う。
●かぜを引かないように、人混みを避け、うがいや手洗いをし、予防接種を受ける。
●過労やストレスを軽減するために十分な睡眠と休養をとる。
●禁煙する。患者はもちろん、周りの人も同じ室内では吸わないなどの配慮を。ぜんそくは、種々の増悪因子や症状があるので、病気の特徴と治療の意味を患者自身がよく理解し、長い将来を考えて治療を頑張っていくことが大切です。

ぜんそくを抑えるには?

従来の発作が出たときに気管支拡張薬などで鎮める治療だけではなく、 今は吸入ステロイドを使い気道の炎症が悪化しないように抑える治療と組み合わせて 発作を繰り返さないようにし 炎症の悪化を防ぎ、ぜんそくの重症化を予防します。薬を重症度に合わせ正しく使い、誘因を避けるなどの日常生活に気をつければ、ぜんそくはコントロールでき、薬を減らすことも可能です。

吸入ステロイドって副作用はないの?

吸入ステロイドは正しく使えば肺の局所のみに作用し、ステロイドの量も微量となり血液中に入ることはないため、副作用の心配はほとんどありません。自分ではちゃんとやっているつもりでも 正しく吸入できていない人もいますから、ぜんそく治療に詳しい医師に、薬の使い方や使い分けを 指導してもらうことが大切です。

ブロンコレア って何

気管支の中に無数にある気管支腺が肥大増生して、大量にたんが出る病気で、1日に100ml以上のたんを難治的に出す病気です。
たんは卵白のようなスラリー様外観を呈し、上3分の1に、泡沫がみられます。
たんが気管支にたまると息苦しく、はげしく咳き込むため、ぜんそくの症状と似ています。
大量のたんが出るため、日常生活にも支障が出ることがあります。
ぜんそくと合併することが多いので、注意が必要です。

後鼻漏(こうびろう)って何?

後鼻漏とは、鼻水が鼻の後ろを伝わってのどに落ちてくる病気です。
常に鼻水がのどに落ちて気管に入り込むため、息苦しさや咳、喉に膜がはりつくなどの病状が出ます。
ぜんそくとの判別はむずかしく、多くは医師の検査によって診断されます。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬や吸入ステロイド薬、マクロライド少量長期療法などを使って症状を抑えますが、うまくいかない場合も多く、耳鼻いんこう科で治療されない事もあります。

 

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