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インフルエンザとぜんそく

[2025.01.11]

インフルエンザってどんな病気?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で起こる感染症です。毎年冬になると流行し、高熱、咳、鼻水、筋肉痛などの症状が現れます。今年のインフルエンザは例年以上に流行しており、特に注意が必要です。


インフルエンザの症状
インフルエンザの主な症状は、
• 高熱: 38℃以上の高熱が突然現れることが特徴です。
• 全身のだるさ: 筋肉痛、関節痛、頭痛など、全身に強いだるさを感じます。
• 咳: 乾いた咳が出ることが多く、痰がからむこともあります。
• 鼻水: 水様性の鼻水がでます。
• 喉の痛み: 喉が痛くなることもあります。
これらの症状は、人によって異なります。また、インフルエンザにかかると、二次感染によって肺炎などの合併症を起こすこともあります。


インフルエンザの原因
インフルエンザの原因は、インフルエンザウイルスです。このウイルスは、くしゃみや咳などで空気中に飛び散り、他の人に感染します。


インフルエンザの治療法
インフルエンザの治療には、主に以下の方法があります。
• 薬物療法: インフルエンザウイルスに効果のある抗インフルエンザ薬を使用します。
• 対症療法: 解熱剤、鎮痛剤、咳止めなど、症状を抑える薬を使用します。


インフルエンザとぜんそく
インフルエンザにかかると、ぜんそくの症状が悪化したり、ぜんそくが発症したりすることがあります。これは、インフルエンザウイルスが気道を刺激し、炎症を起こすためです。そのため、咳や痰が長期に渡って続いたり、気道が狭くなって呼吸がくるしくなったりします。
インフルエンザにかかると、気道の炎症がさらに悪化し、ぜんそくの発作を起こしやすくなります。特に、小児ぜんそくの場合、インフルエンザが重症化しやすく、注意が必要です。
なぜインフルエンザとぜんそくは関係があるの?
インフルエンザウイルスは、気道の上皮細胞(気道の内側を覆う細胞)に感染し、複製します。この際に、ウイルスは細胞を破壊したり、免疫反応を誘発したりして、気道に炎症を起こします。この炎症によって、ぜんそくの症状が悪化します。
また、インフルエンザウイルスは、気道の過敏性を高める働きもあります。気道が過敏になると、少しの刺激でも気道が狭くなり、呼吸困難を起こしやすくなります。

今年の状況と感染対策
最近、インフルエンザだけでなく、新型コロナウイルス感染症やマイコプラズマ肺炎など、呼吸器感染症が増加しています。これらの感染症は、いずれも咳やくしゃみなどで感染が広がるため、予防には十分な注意が必要です。
感染対策として、以下のことに心がけましょう。
• 手洗い: こまめな手洗いは、ウイルス感染予防の基本です。
• マスク: 人混みではマスクを着用しましょう。
• 換気: 部屋の換気をこまめに行いましょう。
• 休息: 十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事をしましょう。
特に、ぜんそくを持っている人は、普段から規則正しい生活を送り、医師の指示のもとに治療を続けることが大切です。

まとめ
インフルエンザは、ぜんそくの症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。日頃から、手洗い、マスク着用、換気など、感染対策を心がけましょう。また、ぜんそくを持っている人は、医師の指示に従い、適切な治療を行いましょう。

【補足】
• 気道: 空気を肺まで運ぶための管のことです。
• 炎症: 体の一部が赤くなったり腫れたりすることです。
• 過敏性: 少しの刺激でも強く反応することです。

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