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猛暑とぜんそくの関係について

[2024.08.12]

近年、低気圧やゲリラ豪雨、台風が来る前に、ぜんそくの症状が悪化する患者さんが増えています。これは、気温や気圧の変化が、ぜんそくの発作を引き起こす誘因となるためと考えられています。

今年の夏は、特に高温多湿が続いており、異常な気象が続いています。このような異常気象が増えることに伴い、ゲリラ豪雨や台風などの自然災害も増えています。

気温や気圧の変化がぜんそくに与える影響

  • 低気圧の影響: 低気圧になると、気圧が下がり、気管支が収縮しやすくなります。そのため、ぜんそくの症状が悪化し、呼吸が苦しくなることがあります。
  • 気温変化の影響: 急な気温の変化も、ぜんそくの発作を引き起こすことがあります。特に、冷房などで急に体を冷やしてしまうと、気道が刺激されて症状が悪化することがあります。
  • ダニやカビの増加: 高温多湿な環境は、ダニやカビが繁殖しやすい条件です。ダニやカビの死骸やフンを吸い込むことで、アレルギー反応が起こり、ぜんそくの発作が誘発されることがあります。

症状の悪化を防ぐために

ぜんそくの症状を悪化させないためには、普段から気道を健康に保ち、炎症を抑えることが大切です。

  • 気道炎症のコントロール: 医師の指示のもと、適切な薬を服用し、気道炎症をコントロールしましょう。
  • 服装に注意: 急な気温変化に備えて、上着を持ち歩くようにしましょう。特に、首や胸を冷やさないように注意が必要です。
  • 雨具の準備: ゲリラ豪雨に備えて、折りたたみ傘などを持ち歩くようにしましょう。濡れてしまった場合には、すぐに着替えるなどして、体を冷やさないようにしましょう。
  • 室内環境の整備: ダニやカビを繁殖させないために、こまめな掃除を行いましょう。特に、布団やカーペット、湿気の多い場所などは、しっかりと清掃することが大切です。

まとめ

猛暑や異常気象は、ぜんそくの症状を悪化させるリスクを高めます。症状を悪化させないためには、普段から気道を健康に保ち、生活環境も整えることが大切です。もし、症状が悪化した場合は、すぐに医師に相談しましょう。

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