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関節リウマチについて

[2025.09.28]

当院のホームページに「関節リウマチについて」の情報を追加いたしました。
関節リウマチは、全身の関節に炎症が起きる病気です。関節が腫れたり痛んだりするだけでなく、病気が進むと関節が変形し、日常生活に大きな支障をきたし、車椅子や寝たきりの状態になることもある病気です。
日本全国で約60万人、およそ200人に一人の割合で患者さんがいると推定されています。特に女性に多く、男性の3~4倍ほどです。発病する年齢は幅広く、子どもの頃から70歳以上の高齢者まで、どの年代でも発症する可能性がありますが、30歳から40歳代での発病が最も多くなっています。

どのような症状が出るの?

関節リウマチは、全身の色々な関節に症状が出ます。特に、手の指の第2関節(指の真ん中の関節)や第3関節(手のひら側の付け根の関節)、手首、足の指の付け根、膝などに多く見られます。これら以外にも、関節を滑らかに動かすための滑膜(かつまく)があるすべての関節(足首、肘、肩、股関節など)に炎症が起こる可能性があります。 また、首の骨(頸椎)の上部にある環軸関節(かんじくかんせつ)にも炎症が起こり、まれに手足の麻痺(まひ)を引き起こすような重い症状が出ることもあります。
さらに、関節だけでなく、関節外病変といって関節以外の全身の様々な部分にも影響が出ることがあります。 代表的なものとして、皮膚の下にしこりができるリウマチ結節や皮膚の潰瘍(かいよう)、眼の炎症(強膜炎、虹彩炎)、肺の病気(間質性肺炎)、心臓の病気(心筋梗塞など)を引き起こす血管炎(けっかんえん:全身の血管の炎症)に基づくものがあります。特に重症の場合は「悪性関節リウマチ」と呼ばれ、国の難病に指定されています。 また、シェーグレン症候群という病気が約30%の患者さんに合併すると言われています。これは、眼や口の中が乾燥する(ドライアイ、ドライマウス)症状が代表的ですが、皮膚やその他の全身の臓器にも乾燥症状を起こすことがあります。

診断や治療のための検査は?

関節リウマチの診断や、使うお薬の選択、治療がうまくいっているか、副作用がないかをチェックするために、血液検査、画像検査や尿検査などが行われます。

ご自身の関節の状態に不安がある場合は、ご相談ください。

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